皆さまこんにちは。
仕事で新商品を考えてくれと頼まれたけど、いいアイデアが浮かばない
連休を家族や友人などと楽しく過ごしたい、でもいいプランが思いつかない
こんな悩みを抱えていませんか?
そんな方にオススメしたい本がこちら。
著者の紹介
柿内尚文(かきうち たかふみ)
- 雑誌・書籍の編集者
- 1968年東京生まれ 聖光学院高等学校・慶応義塾大学文学部を卒業
- 株式会社アスコム取締編集局長を務める傍ら企業のコンサルティング、講演やセミナーの講師なども行う
- これまで携わってきた書籍の累計発行部数は1000万部以上、10万部を超すベストセラーは50冊以上
この本を読んだら得すること
- 『考える力』が手に入る
- アイデアを生み出す力がつく
- 問題を解決する力がつく
- ロジカルな思考力が身につく
この本を読めば一生役に立つ発想力・問題解決力といった『考える力』が手に入ります。
この力が身につけば、あなたの人生は誰よりも素晴らしいものとなります!
チェック
1.『パン屋ではおにぎりを売れ』ってどうゆうこと?
まずはじめに本書のタイトルについて説明したいと思います。
著者がこのタイトルをつけた理由はパン屋さんがおにぎりを売ることで、そこに新しい価値を生み出せるという意味合いからです。
パン屋さんというのはいつも挑戦的な商品開発をしています。
『ちくわパン』だとか『キムチメロンパン』だとか、あれやこれや。
この発想力を生かして『パン屋さんがガチ(本気)でつくったおにぎり』を売り出したらどうでしょう?
なんか食べてみたくなりますよね。
あえてパン屋さんがおにぎりをつくることで、たしかに新しい価値と魅力を感じます。
実はこのタイトル『ずらす法』といって著者がアイデアを生みだす時につかう手法によって名付けられたものなのです。
本書はこのように考えるための方法がたくさん詰まった1冊になっています。
2.『考える』について
こんな実話があります。
二ューヨークにある博多料理店が明太子を流行らせようと思い毎日考えていました。
でも実はこれとても難しいことだったんです。というのもニューヨークでは生魚の卵は気持ち悪いということで,食べる習慣がまったく無いからです。
ところがある時、店のオーナーはひらめきました。明太子の名前を『ハカタ スパイシーキャビア』に変えたんです。
すると見事に大ヒットしました。なぜならニューヨークの人はフランス料理を尊敬する傾向があったからです。
皆さんは普段『考える』をしていますか?
このように考えるという行為はとてつもない突破力をもっています。
そしてこれは1つの技術であり、著者はこの『考える技術』には方程式があるといっています。
これを身につけることで脳はバージョンアップし続け、人生をより良いものにしてくれます。
この技術には地位、名誉、お金は関係なく誰にでも手にすることができます。
さあ今日からあなたも『考える技術』を学び、それに磨きをかけていきましょう!
3.考えるとは『広げる』+『深める』
それではいよいよ『考える』について学んでいきましょう!
ちなみにここでいう考えるとは『目的を達成するために考える』ことをいいます。
まず知ってほしいのは
考える=『広げる』+『深める』
ということです。
広げる
深める
本書では例として『ほぼ日手帳』というものを紹介しています。
ほぼ日手帳は『LIFEのBOOK』とも呼ばれていて、スケジュールはもちろんスケッチや日記など様々なことが書き込めるアイデア商品です。
深めてるところ
開発者の糸井重里さんはあるとき、『手帳というものを突き詰めて考えていくとみんなのLIFEがかかれているんだ』ということに気づいたそうです。
このように物事の本質的な価値を深ぼって考えることを『考えを深める』といいます。
広げてるところ
『ほぼ日手帳』はアーティストや企業とコラボレーションした手帳カバーを販売したり、様々なバリエーションを用意しているのも特徴の1つです。
これが『考えを広げる』ということです。
4.『考えを広げる』の方法
本書の中では考えを広げる具体的な方法を以下の6つ紹介しています。
- かけあわせ法→スティーブ・ジョブズも得意としていたワザ
- 数珠つなぎ連想法→既存のものに新しい価値や魅力を見出したいとき
- ずらす法→課題が行き詰ったときの打開策
- 脱2択→選択に迷ったら
- まとめる法→小さいことを価値に変換できる方法
- あったらいいな→夢や願いを実現したいときに
今回はこの中からすぐにできそうな『かけあわせ法』を詳しく説明したいと思います。
かけあわせ法
かけあわせ法とは名前のとおり、2つ以上の言葉やモノをかけあわせる方法です。
Appleの創始者で知られるスティーブ・ジョブズはこんな言葉を残しています。
『創造とは結びつけることである』と。
著者いわく、結びつけるとは『かけあわせる』とも解釈できるといっています。
有名な例として『うんこ漢字ドリル』があります。
こどもが大好きな『うんこ』と『漢字ドリル』が1つになって生まれました。
ボクは別に好きじゃないけど・・・。
ポイントは出会ったことのない言葉と言葉を合わせること。
たしかに、まず出会わない言葉どうしが組み合わさることで人々を引きつけ大ヒットしました。
例題:会社の離職率を下げるプランを考える キーワード:離職率 |
かけあわせ法で重要なことはとにかく思いついた言葉をたくさん書き出すことです。
言葉の数が多ければ多いほど新しい発見が出てきて、『うんこ漢字ドリル』のような奇跡の出会いが生まれます。
5.『考えを深める』の方法
つづいて考えを深める方法を紹介しています。こちらも広げる方法と同様6つあります。
- 360度分解法→良いところや強みが見つかる
- ポジティブ価値化→弱み・短所を強み・長所に変化できる
- 自分ゴト、あなたゴト、社会ゴト→説得力がアップする
- すごろく法→ゴールへの最短距離を見つけたいなら
- 正体探し→心の中にある見えない心理を見つけたいとき
- キャッチコピー法→たくさんの人に魅力を伝える方法
ではこの6つの中から『自分ゴト、あなたゴト、社会ゴト』についてを説明します。
初対面の人と話をしたときに共通の話題があったりすると盛り上がりますよね?
これは人がなにかに関心や興味を持つのはどんなものかを考えるときのキーワードのことです。
自分ゴト | 自分の関心があること |
あなたゴト | 家族や友人など自分の身近な人に関係があること |
社会ゴト | 社会的な関心や流行りなど |
これら3つの要素が重なったとき人の興味というのは一気に高まります。
これがサービスや商品ならつい購入したくなります。
本書では著者の関わった『1日1分見るだけで目がよくなる28のすごい写真』という本を例にあげて説明しています。
自分ゴト | ・老眼や近視が気になる |
・最近やけに目が疲れるあなたゴト | |
あなたゴト | ・子供や孫がテレビゲームのやりすぎで気になる |
・親が年配で車の運転が心配 | |
社会ゴト | ・日本人の視力低下が著しい |
・スマホ老眼などで目のことが話題になっている |
このように3つの要素を漏れなく伝えていったようです。
その結果10代から80代まで幅広い層の人たちに届き、50万部のヒットセラーとなりました。
6.まとめと感想
~本書のまとめ~
- 考えるとは1つの技術
- 考える=『広げる』+『深める』
- 『広げる』は可能性を考えること
- 『深める』は本質的な価値を考えること
このように『考える』には以上で解説した方程式があります。
この考える技術を自由に使いこなすことができれば、必ずあなたの人生をより良いものにしてくれるでしょう。
~感想~
本書を読んで驚いたことは、考える技術のバリエーションがメチャメチャ豊富だったことです。
というのも今回のブログでは紹介しきれない思考法が本書の中にはまだまだ、い~~っぱい書かれているんです。
著者はこのようにいっています。
自分らしく生きるとは自分で考えたこと実行し未来を切り開いていくこと。
人生は1度きり、失敗して挫折してもまた考えて行動すればいい。
考えることについて実に情熱が伝わってくる文章ですよね。
本書は人生において『考える』ことの重要性と楽しさを、改めて教えてくれる素晴らしい1冊でした。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
チェック
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著者の紹介
柿内尚文(かきうち たかふみ)
- 雑誌・書籍の編集者
- 1968年東京生まれ 聖光学院高等学校・慶応義塾大学文学部を卒業
- 株式会社アスコム取締編集局長を務める傍ら企業のコンサルティング、講演やセミナーの講師なども行う
- これまで携わってきた書籍の累計発行部数は1000万部以上、10万部を超すベストセラーは50冊以上