皆さまこんにちは。
株を始めようと思っていざ証券口座を開設したものの、注文のやり方がいろいろあってよく分からないんだよなぁ~って思いませんか?
私も初めて株を買う時はどうやって注文をしていいのか全然わかりませんでした・・・。
今回はいろいろな株の注文方法を誰でもかんたんに分かるよう説明させていただきましたので、よろしければ読んでみて下さい。
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3つの注文方法
おおまかですが株には3通りの注文の方法があります。
1.指値注文 値段を指定して売ったり買ったりする 2.成行注文 いくらでもいいから今すぐ売ったり買ったりする 3.逆指値注文 指定した値段より上がったら、もしくは下がったら売ったり買ったりする(指値と成行のどちらか選べる) |
ただ以上の説明だけではよく分からない人もいるんじゃないかな~って思ったので
これから注文のやり方についてもう少し詳しく説明していきます。
また注文をするにあたり知っておかなければならない事がいくつかありますので、まずは板の見かたから知っていきましょう。
板の見かた
株を買ったり売ったりするときに欠かせないのが ” 板 ” の見かたです。
板とは株が取引されている最中の値段と数などをあらわしたもので、これを見ることで自分の取引したい株がいくらで売っているのかまた買いたい人がどの位いるのかが一目で分かります。
上の画像は実際のスマホアプリで見られる板の画面です。
画面上の買数量の下に表示された数字が買い注文の数で、売数量の下が売り注文の数です。
中央の上から下にならんだ数字は、注文にでている株の値段で赤い数字は売り注文の値段で緑は買い注文の値段をあらわしています。
成行注文の場合
(SBI証券のアプリ参照)
仮に上の画面にある板の状態で取引する場合、いくらでもいいからすぐ買いたいという人は
成行注文で買いを出すと1,692円で100株買う事が出来ます。
これは売り注文の最安値のところに1,692円で100株売ってくれる人がいるからです。
ただ売りに出ているのは100株なのでそれより多くは買えません。
その逆ですぐ売りたい人は成行注文で売りを出すと、1番高い買い注文に1,688円で600株注文があるので、1,688円で600株まで売る事ができます。
これもまた買い注文のある600株以上は売れません。
指値注文の場合
(SBI証券のアプリ参照)
指値注文を出した場合は注文をした金額と株の数量が売りたい側、買いたい側にそれぞれ表示されます。
指値注文は値段を指定して注文するので条件が合うまで成立しません。
なので成行注文のようにすぐに売ったり買ったりできません。また値段によっては成立しないこともあります。
例にした板の画面をみると1,695円で200株売りたい人がいるのが分りますね。
株で大きな損を防ぐためには?
あなたの持っていた株が買った値段より下がってしまったとします。
株の値段は日々変化しますから買った値段より下がってしまうことはもちろんあります。
だから株をやるには大きな損をしないための対策はとても大事なのです。
そこで便利なのは逆指値注文です。
たとえば1500円で買った株が100株あって、それが1400円に下がって損をしていたとします。
仮に株価が下がり続けた場合に1300円までなら我慢できるけど、それ以上は損したくないというときに逆指値注文の売注文を出します。
価格設定を1300以下にして売りたい株数を100株に設定、そして成行注文を選びます。
これで株価が1300円以下になってしまったときに自動的に持っていた100株が売られます。
このようにして株価がもし大暴落しても事前に大きな損を防ぐことができます。
執行条件ってなに?
はじめのに紹介した指値、成行、逆指値注文をするときにさらに細かい条件を付ける事ができます。
これを執行条件といいます。
上で説明した3つの注文方法に執行条件を加えて注文すると買うタイミングや時間帯を指定することができます。
寄付注文
寄付注文とは前場か 後場の寄付の時点を指定して注文することです。
前場とは 午前9:00~11:30までの取引時間のこと 後場とは 午後12:30~15:00までの取引時間のこと 寄付とは 1番はじめに値段が決まること |
寄付で成行注文することを寄成 指値で注文する事を寄指といいます。
寄付いたときにもし取引が成立しなかった場合は注文が取り消されます。
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引け注文
引け注文とは前場か後場の引け( 1番最後に値段が決まること )の時点を指定して注文することです。
引けで成行注文することを引成 指値で注文する事を引指といいます。
引けの時点でもし取引が成立しなかった場合は注文が取り消されます。
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指成注文 (不成)
指成注文(不成ともよぶ) とは前場か後場の引けまでは指値として注文されますが、
もし引けまでに指値で取引が成立しなかった場合は成行注文としての取引されることです。
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私の個人的な考えとして執行条件というのは、中・長期間(2~3ヵ月かそれ以上)で売り買いをする人にはあまり必要が無いかなって思います。
おわりに
今回は株の注文方法についてシンプルなものから細かい部分までお話をさせて頂きました。
注文の方法にはいろいろありますが、それは投資のやり方によって決まります。
もし短期間(1日~3日もしくは1週間~3週間)で取引するなら今回説明した注文をいろいろ使いこなしてやれば利益の出方は大きく変わってくると思います。
しかし長期間で(半年~1年またはそれ以上)で投資するのであれば、短期間での上げ下げはあまり気にすることではないので、極端にいえばどの注文方法でも良いと思います。
自分の投資スタイルを決めてそれに合わせた注文方法を選びましょう。
それでは最後までお読みいただき本当にありがとうございました。
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